aprilia racing 2022 MotoGP チーム発表【ピアッジオ グループ ジャパン株式会社】
2022/02/15 バイク・ニュースMOTO GP 2022:apriliaは2022年シーズンを戦うマシンであるRS-GPを披露し、3人のトップレベルのライダー:アレイシ・エスパルガロ、マーベリック・ビニャーレス、そしてテストライダーのロレンツォ・サバドーリの参戦を表明しました。
aprilia racingが初めて世界タイトルを獲得してから30年を迎えるこの年に、ファクトリーチームとしてグリッドに並びます。
プレスリリース
2022年は、まだ浅いMotoGP参戦の歴史のaprilia racingにとって重要なシーズンです。過去2シーズンにわたって明らかな成長をさらに一歩前進し、ファクトリーチームとして参戦します。昨年のシルバーストーンでは表彰台を獲得しました。これは、apriliaがMotoGPにおいてこれまでに達成したことのない結果です。
2021年のシーズンは、アレイシ・エスパルガロが年間ポイントで8位となり、前のシーズンからランキングを9つ上げ、獲得したポイントを3倍にしました。これは素晴らしい結果ですが、2022年への進化の出発点に過ぎません。apriliaは、優れた技術ベースに基づき大幅に改良されたRS-GPをグリッド上に送り出します。結果だけでなく、何よりも、トップグループのライダーとのギャップ(MotoGPカテゴリーでトップグループにかつて無い程の拮抗)が、 全ての領域においてパフォーマンス向上のために、racing部門のエンジニア達の闘志にさらに火が付きました。apriliaの革新的な能力と努力によって、常にレースに生かされています。
新しいRS-GPをトラック上で走らせるのは、非常にハイレベルなライダーによるラインナップとなりました。「チームキャプテン」であるアレイシ・エスパルガロと一緒に乗るのは、apriliaファミリーとしては新しいメンバーであるマーベリック・ビニャーレスです。 テストライダーとワイルドカードライダーの二役をこなすのは、非常に競争の激しいカテゴリーでデビューして以来、一貫した進歩を見せてきた若いライダー、ロレンツォ・サバドーリです。
■ アレイシ・エスパルガロ選手
「チームと共にサーキットに戻るのが待ちきれないね。もう何年も一緒に過ごしているから、みんなはもはや単なるメカやエンジニアという関係ではないよね。 彼らは本当に私の家族の一員だし、その意味でいえば冬休みはいつも長すぎるかもしれないね。自分はいま非常にわくわくしているよ。何年も経つけど、自分は始めた時と同じようにまだハングリーだよ。最初のテストでは、シルバーストーンの時のものを含め、apriliaの色々なクラスの表彰台を獲得したときの写真がペイントされたグラフィックのヘルメットを選んだんだ。新たにシーズンが始まるにあたって、このブランドの素晴らしいレースの歴史に敬意を表するのは正しい方法だと思ったんだ。だから目標はこのギャラリーにさらに自分の画像を追加することだね。」
■ マーベリック・ビニャーレス
「このチームに来た最初の瞬間から、僕はapriliaをMotoGPのトップに導くという目的のために選ばれたんだという事を改めて自覚したよ。これが我々全員の目指しているゴールだね。僕はリザルトというのは私たちの努力の直接の成果であると信じているので、目前の課題と準備に集中したいね。事前にお互いを知り、一緒にいくつかのレースを戦って、相互の要求を理解する絶好のチャンスがあったから、このアドバンテージを可能な限り活用したいね。冬の間に行った racing部門の仕事に非常に満足しいるから、あとはその進捗をトラックで示すだけだね。」
■ ロレンツォ・サバドーリ
「テストライダーとして、自分がいくつかのワイルドカードでレースを行うという事は、MotoGPでは非常に重要なんだ。apriliaの全員がRS-GPをさらに改善するために一生懸命取り組んでいるよ。 自分たちはとても競争の激しいカテゴリーに参戦していて、継続的な時間や資源、努力の投資が不可欠なんだ。ライバルは全体的にレベルが非常に高いけど、自分たちは成長しているし、なんとかこの傾向を継続したいね。自分は2020年からこのプロジェクトに参加しているけど、一貫して順調に改良されてきたRS-GPとともに成長してきたから、新しいシーズンでは、さらに一歩前進すると確信しているよ。」
■ マッシモ・リボラ(aprilia racing CEO)
「今年は非常に重要なシーズンです。我々はファクトリーチームとしてMotoGPに参戦しますが、apriliaがアレッサンドロ・グラミーニと共に最初の世界GPのタイトルを獲得してから30周年を迎えます。この責任は重大ですが、新たなモチベーションにもなります。 racing部門は現在、お互いに非常にうまく協力し合う高いスキルを持った人々のグループであり、非常にうまく機能しています。昨年示した競争力は出発点にすぎません。21年シーズンは良いシーズンでしたが、すぐに切り替えて前を向く必要があります。個人的には、2022年の RS-GPはグリッド上で最も美しいバイクだと思いますし、最速のバイクの1台になることを願っています。私たちはいくつか重要な仕事をしたと思いまし、私たちの方向性は間違っていないと思っています。我々にはトップレベルのライダーが3人います。「チームキャプテン」のアレイシと、日々理解を深めているマーベリックです。ロレンツォはテストライダーとなります。彼は怪我に泣いたシーズンにもかかわらず大きな成長を見せ、プロジェクトの開発に大いに役立つだろうと思っています。」
■ ロマーノ・アルベジアーノ(テクニカルディレクター)
「RS-GP 2022は、2021年型をベースに進化・発展させています。私たちは主要なパフォーマンス領域に焦点を合わせました。エンジンはこれまでのレイアウトを継承しつつ、内部を大幅に変更しています。空力は絶えず進化しており、ブレーキング、加速性能、スタートデバイスなどの重要な側面を改善することを目的として、フレームとソフトウェア領域が刷新されています。 3人のライダーは、それぞれライディングスタイルが大きく異なるので、幅広い要求に対応できるバイクを開発することができます。近年、我々も含めて全体的にパフォーマンスが向上しているため、ウィンターブレーク中は特にハードに作業を進めてきました。2022年シーズンのチャンピオンシップには、良いマシンでレースできると確信しています。」